お姫様は最強ヤンキー
「奏も猿なんだよ!!!」
そういってあたしは力説した。
入ってきた人物に気が付かずに・・・。
ボトッ、バサバサバサ──────・・・
「ん?」
なんかが落ちるような音がしたよ?
奏はなにも持ってないし。んじゃ、誰?
「おはよう、美衣娑ちゃん。」
「そ、奏は猿やったんか?!!」
すごく驚いた様子で輝が指をさしていた。
その隣には和磨。
しかも指先がガタガタ震えていた。
輝の足元には熱さまシートとか、薬とか、湿布が散乱していた。
「輝、風邪引いたの?」
あたしは大量にある医薬品を凝視しながら言った。