お姫様は最強ヤンキー
ピーポーピーポー
女は音のするほうを見て目を細めた。微かに笑って呟いた。
「サツのおでましだよ。」
『そこを動くな!!動くなよー!』
女は微動だにしなかった。ただただ笑っていた。
そのうち一人の警官が近づいてきた。
「キミがここの倒れている人たちを殴ったのかい?」
単刀直入に聞いた警官を上から下まで見て女はへらへら笑った。
「あぁ、そうだよ。口ほどにもなかったけど。・・・アンタ本当に警官なの?
警官にしちゃぁ丸いね♪」
険しかった警官の顔が見る見るうちに赤くなった。