お姫様は最強ヤンキー



「おーい・・・」


「はっ!!!」


バイク少年は顔を赤らめて服の袖で顔をグイッと乱雑に拭いた。


そして照れ笑いをしながら自分のタオルを取り出した。



「気遣いどうもっす!それと俺の名前はヒロトっす。みんなからはヒロって呼ばれてます!」


「じゃぁ、あたしも呼んでいい?」


「呼んでください!!」


「ん。で、バイクいじってるの?」


「はい!」


「ちょっと見せて??」



近くにある単車のいじり具合をみる。


初めていじったのか、
それとも慣れていないのか。


はっきりいうと下手。



「ど、どうすか?」


「下手かな」



< 82 / 99 >

この作品をシェア

pagetop