お姫様は最強ヤンキー
「おーい・・・」
「はっ!!!」
バイク少年は顔を赤らめて服の袖で顔をグイッと乱雑に拭いた。
そして照れ笑いをしながら自分のタオルを取り出した。
「気遣いどうもっす!それと俺の名前はヒロトっす。みんなからはヒロって呼ばれてます!」
「じゃぁ、あたしも呼んでいい?」
「呼んでください!!」
「ん。で、バイクいじってるの?」
「はい!」
「ちょっと見せて??」
近くにある単車のいじり具合をみる。
初めていじったのか、
それとも慣れていないのか。
はっきりいうと下手。
「ど、どうすか?」
「下手かな」