お姫様は最強ヤンキー
「とにかくお前は今度から見張りをつける」
「はぁ??何それ、ストーカーじゃねぇかよ!!」
「テメェが毎回消えるからだろーが」
「変態変態変態!!!」
「・・・変態だと?」
悪態をつくとすぐさま怖い睨みが返ってきたが、それに怯まず悪態をついた。
「変態ブラック魔王が!!」
「・・・テメェいい加減にしないとキスするぞ」
「ギャァァァァァァァァ!!魔王に犯される!」
フッと奏は笑いアタシに近付いてきた。
「く、来るな!!」
グッと目を瞑ったが何も起きない。
「あ、あれ・・・?」
「テメェ、俺に犯されたいのか?」
耳元で囁くように話す奏がいた。
吐息が耳にかかってくすぐったい。
「ヤメテください。食べないで・・・!」