お姫様は最強ヤンキー
真実
「えぇ~・・・またバイク?」
「んだよ。文句あんのか?!」
「・・・飽きた」
「テメェ・・・俺のバイクに文句つけるとは良い度胸だな」
「あーもーどーでもいいから早く」
「・・・(イラッ)」
ここ一ヶ月アタシは奏達、炎龍の人達に送り迎えをして貰っている。
頼んだわけではないが奏が見張りをつけた為、現在の状況に至る。
今日は奏らしい。
「・・・別に見張りとかいらないし・・・」
「テメェがすぐ迷子になるから必要だ」
小さく呟いたつもりがしっかり聞こえてたらしい。
地獄耳を持つ大魔王・奏め・・・!!
あっ、この間魔王→大魔王に昇格したの。
「着いたぞ」
「え、もう?」
「テメェが頭ン中でくだらねぇ妄想してっから早く感じんだよ」
「う゛っ・・・」