無愛想なCinderella





「―――き、…菜月?」


…あぁ。
夢の中でも結構リアルに聞こえるのかな。


私を呼ぶ声は間違いなく彼のもの。
そうわかってしまうくらい、重症なんだ。










「―――――えっ!?」


…夢なんかじゃない!


そう思って目を開けると、松島千尋がそこにいた。





< 107 / 132 >

この作品をシェア

pagetop