無愛想なCinderella





私が怒った口調で返すと、彼は声を上げて笑うのだった。



「心配しなくても、俺は菜月のもんだから。―――そうだ、土曜日空けといて。俺んちで見せたいもんあるから」


彼はそう言うと運転に集中しだしたようで無言になった。



「…はぁい」


私もそれだけ返事をした。




………てか、誕生日のこと言いそびれちゃった。
でも、まぁ。


土曜日は誕生日な訳だし、会えるだけ。





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