無愛想なCinderella





…何なの一体!?


私はいらいらしながら振り返った。



「…あ」


あのときの―――変な奴?






「あのっ!…この間はハンカチありがとうございました」


彼はひときわ大きな声でそう言い、私に頭を下げてきた。



「あぁ…私のせいなんだし、気にしないでください」


「いやいや!助かりましたよ」






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