無愛想なCinderella
「…げっ」
失敗した。
本社ビルにはコイツがいたんじゃん!
そう思った私は、急いでパン屋に向かおうとした。
しかしいつの間にか私のそばまで来ていた彼は、私の後ろをついてくる。
「………あの、ついてくるのやめてください」
もうすぐパン屋に到着するところで、私は彼の方を振り返りそう言った。
すると彼は私のすぐ目の前まで来ていて、危なくぶつかってしまうところだった。
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