無愛想なCinderella





―――おかしい。


今までなら、周りが私のことをどう見ててもめんどくさくて無視してたはずなのに。


車に乗せられてから私はそんなことに気づく。


…いや、いいや。
考えるのこそめんどくさい。


今は楽しもう。










「わぁ、パンダパンダ!早く並びましょうよ」


人生二度目の動物園。
私はすっかり興奮してしまっていた。





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