こころ
何?なんか、変な感じ。
『あの、違います。俺蒲田真の弟で、進といいます。あの………。………兄が。心さんを呼んでいて。今すぐにきてもらえませんか?』
胸がざわつく。
弟?真の?呼んでる?真が?
「え?あの、真は今どこに?」
『…………。』
沈黙。
続けて、放たれた言葉を、私はすぐには理解出来なかった。
出来なかったのに………本能で駆け出した。
『兄が………事故にあって、重体なんです。』
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