こころ









「すみません、こっちから連絡しときながら待たせて………心さん!?」

待ち合わせに辿り着いた途端、進君が驚いたように私をみるから、困惑してしまった。

「え……?何か変?」

さすがにメイクも服装も完璧ではなかったけれど、一応はやり直した。
そんなに変なところはないと思うけど………。



「目にくま。それに、凄くくたびれた顔だ。………もしかして、あんまり眠れてないんじゃない?」




進君はどうして、こんなによくわかるんだろう?
私、そんなに疲れを顔に出していたのかな?
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