こころ




「じゃあ、私も同じだ。」

私達の共通点に気がついて、嬉しくなった。
「あ………そうか。心も『しん』って読めるんだ。」

「兄弟のなかに入り込んじゃってごめんね?」

「いや………むしろ、すげー嬉しい。」


私と、真と、進君の間にできた繋がりは、とても嬉しくて。



私は、また涙を流した。



「心さん………俺達と兄貴は、きっと繋がってる。今でも。ね?」
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