こころ
私も………まだどうしても進君に真をみてしまう。

あなたがいてくれると眠れるのは、あなたに包まれていたら真に包まれているように思えるからなのかもしれない。




「こっちの部屋、寝室にしてるけど、俺は寝る時意外使わないんで好きに使って……下さい。」



前から思っていたけど、進君の私への口調は敬語が時々混じる。

「敬語………使わなくていいよ?」

「あ、………本当に?ごめん。年上だってわかっているけどなんでだかなかなか敬語使えなくて。仕事の時は大丈夫なんだけど。」
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