空と海が交わるとき

「…えっ?」


私は理解出来なかった。



「その大きな瞳も、思わず触りたくなってしまう髪も…。」


そう言って西脇君は私の髪に指を通す。



「…えっと、西脇君?」



何だろうこの状況




っていうか、西脇君何言ってるの?



「…刈谷、睫着いてる。目瞑って?」



「えっ?あ、うん。」



私はゆっくり目を閉じる。




「あと…男をまるで疑わない純粋な心も。」




ガタッーーー





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