空と海が交わるとき

ハァ、と司は溜め息を吐く。



「西脇はどうか知らねーが、莉子に悪気は無いって事は分かってるから。」



司の言葉に私は心が落ち着いた。



いつもそう



司は、いつも私と湊を励ましてくれた




「ま、問題は湊の方だけど…。」



「…湊、ねぇ湊は!?」



司は首を振る。



完全に、見失ってしまった



「HRまでまだ時間あるよな?とりあえず、手分けして探すぞ。」



「う、うん。」




私達はまた走り出した。






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