空と海が交わるとき

タケちゃんの叫び声が教室内に響き渡る。



「…分かった。刈谷、お前は席に着け。」


「えっ?…ハイ。」



タケちゃんの気迫に負け、戸惑いながらも席に着く莉子。



「ちょ、俺達は?」



「お前等はプール掃除の刑だ。」



「「は!?」」



プール掃除!?



「待てよ!何で莉子だけ許されて俺達は罰則なんだよ!」



「湊の言う通りだ!男女差別かタケちゃん!!」



「いいから黙れお前等。」





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