空と海が交わるとき

私は足を止めた。



今…視界に海色の瞳が入った気がした





それは気のせいじゃなく、目の前の海の家から少し出ている頭。




まだ海の家は開店してないし、あの姿…見た事ある




私は足を進め、ゆっくり海の家の中を覗き込んだ。




「あ。」


「!」



ガンーー立ち上がろうとしたのか、『彼』はテーブルで頭を打った。




振り返った瞬間姿を現す、海色の瞳




間違いない




「君、この前の…。」



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