空と海が交わるとき

「へっ?」


私は間抜けな声を出してしまった。



「だって姉ちゃん、空の王子を呼び捨てにする程湊さんと仲良いんだろ?

このまま空の民に見つかったら元も子もねぇし…姉ちゃんの方が、湊さんに渡せる確率高いだろ?」




「いや、確かにそうだけど「じゃ、よろしく!!」



押し付けられた華を無意識に受け取った瞬間




彼は海に向かって走り出す。



「ちょ、ちょっと待っ……て。」





< 117 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop