空と海が交わるとき
「ハァ…疲れた。」
デッキブラシに顔を付きながら、司は溜め息を吐いた。
「手動かせよ。誰のせいでこんな事になってると思ってんだ。」
「誰って…100%湊のせいだろ?」
はい!?
俺も動かしていた手を止めた。
「ちょっと待った。意味分かんねー。」
「分かれよ。元はと言えば、湊が毎日寝坊するからいけねぇんだろ?」
司の言葉に何も言い返せない。
実際、俺が中々起きないのは事実だ
「オーイ、二人共!!」