空と海が交わるとき
「「!」」
俺と司は同時に扉に目を向ける。
そこに居たのは、クスクスと笑いながら歩み寄る佐々木の姿。
「こんな所に居たんだね、探したよ。司君と何話してたの?」
「別に…。つうか佐々木こそ何の用?」
佐々木が後ろに隠していたお弁当を見せる。
「一緒にお昼食べようと思って。いいでしょ?」
「…分かった。」
司の胸を押しのけて、俺はゆっくり立ち上がる。
「!みな「じゃあな司。」
それだけ告げて
俺は佐々木の後をついて行った。