空と海が交わるとき
…は?
「莉子が誰が好きとかは分かんねー。西脇の事、本当に好きかもしれねぇ。
けど、気持ちだけでも伝えろよ。結果はどうあれ、それが一番大切な事なんじゃねぇか?」
「…。」
司の言葉に何も言い返せなかった。
いや、返す言葉なんてない
「…馬鹿だな、俺。」
そんな当たり前な事、気付かなないなんてさ
「サンキューな、司。」
この時、今まで濁っていた視界が
少しだけ晴れた気がした。
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