空と海が交わるとき

佐々木は驚いたように目を開く。



「心だけは…『アイツ』だけの為にあるから。」




『アイツ』





『刈谷莉子』ーー




「だから悪い佐々木。もう、終わりにしよう。」




最初から分かってた筈なんだ



こんな茶番に、何の意味も無いって事位




なのに俺は、司に言われるまで気付かなかった



「…終わり?」








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