空と海が交わるとき


「湊…。」



「司、大丈夫か?」



司はハハッと笑う。



「こんなん余裕だし。今から走り回ってやってもいいぜ?」



「傷口開くから止めとけ。」



苦しそうだけど、笑えてるみたいだから大したことじゃないみたいだ


良かった




「なぁ…悪いけど、湊と二人にしてくれないか?」




司の言葉に、何かを悟ったように他の三人は静かに病室から出ていった。




理由は、すぐに理解出来た。




「…莉子だろ?」






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