空と海が交わるとき





そう、あの日から



莉子と里奈は入れ替わっていた





「…海の民が里奈を連れ去ったんだな?」



「私達の目的の為には、彼女の存在が不可欠だった。」



目的…?



俺は首を傾げた。





「これは、線密に考えられた完璧な計画。」



莉子はゆっくり言葉を紡ぐ。






「空の加護を奪うための器は桂里奈以外考えられない。」








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