空と海が交わるとき
莉子は
今、目の前にいる刈谷莉子は
空の加護を海の力に変えるための…道具で
その元となったのが
桂里奈?
「じゃあ、お前らの目的は…空の民との戦争か。」
「そうだよ。私達の故郷であるこの大地を、返してもらう。」
キィン、と青色の光が輝いたと思ったら
莉子の手には、海色の剣が握られていた。
「…そんなことさせねぇ。俺が全力でお前を止めてやる!」
右手に空の剣を握りしめて
俺は莉子に向かっていった。