空と海が交わるとき

辺りがシン、と静まり返った。



「アイツは母親を救う為に、危険を犯してまでここに来た。その事に、空も海も関係ねぇだろ?」



主人は黙った。



俺は財布から出した金を主人に突きつける。



「薬代。釣りは要らねーから。」



無理矢理渡して、俺は莉子達の下に戻る。




「あ…湊!」



「オイ!」




莉子と司の言葉を無視して



俺はその場から去った。





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