空と海が交わるとき

ガサ、という音の方を見ると



銃を構え、カタカタと震えながら怯えている海の民が写った。



「!海の民…!?」



「ぁ…ぁ…。」


何で海の民が莉子を…?



「まずい…姫様を…俺…。」



「姫様何で…ソイツの事…。」



えっ?



ソイツ等の言葉で、全てが理解出来た。



コイツらは、俺を狙っていて



莉子は、俺を護って…?



「何で…何でだよ莉子…。」



俺達は敵だろ?



なのに、何で…




「…馬鹿なのは、私だったよ…。」





< 260 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop