空と海が交わるとき
ガサ、という音の方を見ると
銃を構え、カタカタと震えながら怯えている海の民が写った。
「!海の民…!?」
「ぁ…ぁ…。」
何で海の民が莉子を…?
「まずい…姫様を…俺…。」
「姫様何で…ソイツの事…。」
えっ?
ソイツ等の言葉で、全てが理解出来た。
コイツらは、俺を狙っていて
莉子は、俺を護って…?
「何で…何でだよ莉子…。」
俺達は敵だろ?
なのに、何で…
「…馬鹿なのは、私だったよ…。」