空と海が交わるとき

「莉子…。」


莉子の言葉を聞いて



少し心が軽くなった気がした。



「まぁ、結果オーライって事で。金も払ったし、あの子の母親も助かるし、これでいいじゃねぇか!」



司が明るく笑った。



莉子









二人が居るから、俺は俺のままでいられるんだ




改めてそう実感した。




「けどさ、やっぱり湊って空の王子なんだね…。」





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