空と海が交わるとき

隠しも無駄だと思った



「けど、私が湊にこの気持ちを伝える事は無いよ。」



『…どうして?』



言葉にするのは嫌いだった



嫌でも、実感させられてしまうから




「湊は空の王子だよ?私とつりあう訳ないじゃん。」



いつも忘れた振りしてた




空の王子という存在を、私の中から消してたんだよ




「湊と私は違う。今一緒に居る事も…幼なじみとして遊んできた時間も…皆奇跡なんだよ。」




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