空と海が交わるとき

馬鹿じゃないのかコイツは



俺は呆れて溜め息を吐いた。



「湊が起きないのが悪いんでしょ?早くしないと司来ちゃうよ?」



莉子の言葉に、俺は漸く時計を見た。




約束の時間まで、あと7分




「ヤッベ…莉子、どけ。」



「えっ?ちょ、待ってーーきゃあ!」



無理矢理退けたら莉子は無様にベッドから転がり落ちた。




でも、そんなのに構っている時間は無い




俺は急いで準備を始めた。




ーーーピンポーン





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