空と海が交わるとき

毎年そう



湊は強がっているけど、一番傷ついているのは



責めているのは




実感していないのは




湊なんだから




「ねぇ莉子、湊君の事なんだけど…。」



「?」改まって言う真由に、私は首を傾げた。




「本当に、湊君に気持ちを伝えないつもり?」



なんだ、その事か



私はニコッと笑った。



「勿論。」



真由は顔を歪める。



「けど、このままでいいの?湊君だって、きっと莉子の事「真由。」





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