空と海が交わるとき

私は真由の言葉を遮った。




聞いちゃいけない




本能的に、そう感じた




「このままでいいんだよ。私と湊は幼なじみ。それ以上でもそれ以下でもないの。
勿論、私は司と湊を支えていくよ?けどそれは、幼なじみとして。


湊には、もっと相応しい人と一緒になって欲しいんだ。」



それが私の願い




真由にそう言いながら



自分に言い聞かせていた。





「大丈夫、のん?」





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