空と海が交わるとき
私達の席の近く
のんちゃん達三人の会話が聞こえた。
「私は大丈夫。湊君の方が心配だよ。」
「そうだよね。湊君にとって、今日は…。」
のんちゃん達が、湊の話をしている
それだけで、どこか不安になった。
「佐々木さん…湊君の事狙ってるんじゃない?」
「へ?」真由の言葉に私は声を上げた。
のんちゃんが、湊を?
「見て分かるでしょ?佐々木さんが湊君の事好きなの。」
「…ま、まさかぁ。のんちゃんみたいな美人さんが、湊を?有り得ない。」
そう、有り得ない有り得ない
そう思っていた筈なのにーーー