空と海が交わるとき










「ごめんね真由、付き合わせちゃって。」


「いいよ別に。」



放課後



私達はマンションの階段を上っていた。



「昨日ね、チーズケーキ焼いたんだぁ!真由に出してあげるね。」



「それちゃんと食べられるよね?」



真由の言葉にアハハッと笑う私。


けど、真由の顔はめちゃくちゃ真剣だった。



…うん、少し悲しいや



「それにしても、やっぱり湊君の事が気になるんじゃない。」




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