空と海が交わるとき


「今日も良い天気ですねー。」



「自転車三人乗りは禁止ですよー。」



街の人々の声を、俺は頷く事で返す。




俺達の種族は空の民と云われ



俺は密かに、空の民の王子だったりする




まぁ、そんな事実知ったのは小学校卒業する時だったし




今更特別扱いしろなんて無理だし




だから俺は普通にマンションに一人暮らしをしている





幸い、街の人も学校の奴らの態度は変わらないから俺は普通に生活を送れていた




「湊、あと10分きったよ!」



「こげ!こぐんだ湊!!」



…まぁ、時々本気で嫌になる事もある





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