空と海が交わるとき





「悪い、遅くなっ…って…。」



門に出た先に待ってたのは、司オンリー。



一人足りない



「何だ、莉子はまだかよ?」


「先行ったよ、莉子は。」



は?



一瞬言葉が理解出来なかった。



「今朝起きたら『やらなきゃいけない課題があったから、先行きます。』っていうモロ嘘100%のメール来ててさ。
あれ?湊きてねぇの?」



俺は急いで携帯を開く。



何回問い合わせても、表示される『新着メールはありません』の文字。



「湊…まさか…。」





< 94 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop