空と海が交わるとき









「…着いちゃった。」



誰も居ない教室に入って、私は自分の席に鞄を置く。




今思えば、こんなに早くに学校来たの初めてじゃない?




ずっと湊と司の三人で学校来てたからなぁ




昔から、湊は中々起きなくていつもギリギリだったっけ?




まぁ、それは今も変わらないか




「…湊。」



私は心の中で溜め息を吐いた。




昨日、私が一方的に怒っちゃったからな…




それに避けてるのも私だし




「何してんだろ、私…。」



「刈谷?」





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