チェリーガール
たまきがいなくなると、私とすだちだけ。
途端に、灯りが消えてしまったかのようにしんみりした感じになった。
すだちは、俯いて口を閉ざしてしまった。
物思いにふけっている様子。
私は、編み方が載っている本を探そうと辺りを見回した。
わりと店内は広い。
左や右、前後を見ていた……ら……。
え!?
碧様!?
偶然にも碧様がいる!!!
なぜか碧様は、ダッシュして出入り口の方へ姿を消した。
今、たしかに碧様がいたんだけど……。
なんで!?
私、パニック!!
今の幻だろうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと……」
「ん?」
「すだち! 碧様がいる! いたんだよっ!」
「それは、似た人だと思うよ」
「いや、本当にいたんだってー。信じてよ」
たしかに、この目で見たんだよ。
それとも、碧様会いたさに幻覚でも見たんだろうか?
今のは何だったの?
ほんの一瞬の出来事だった。
途端に、灯りが消えてしまったかのようにしんみりした感じになった。
すだちは、俯いて口を閉ざしてしまった。
物思いにふけっている様子。
私は、編み方が載っている本を探そうと辺りを見回した。
わりと店内は広い。
左や右、前後を見ていた……ら……。
え!?
碧様!?
偶然にも碧様がいる!!!
なぜか碧様は、ダッシュして出入り口の方へ姿を消した。
今、たしかに碧様がいたんだけど……。
なんで!?
私、パニック!!
今の幻だろうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと……」
「ん?」
「すだち! 碧様がいる! いたんだよっ!」
「それは、似た人だと思うよ」
「いや、本当にいたんだってー。信じてよ」
たしかに、この目で見たんだよ。
それとも、碧様会いたさに幻覚でも見たんだろうか?
今のは何だったの?
ほんの一瞬の出来事だった。