チェリーガール
きっと、清純な人なんだろうなー。


そうだとしたら、碧様とお似合い……。


常識のある人でもあるんだろうなー。


そうだとしたら、碧様とお似合い……。


私なんかyukiの足元にも及ばないかも。


すっごい人なんだ、たぶんね。


会ってみたいなー。


人間的に尊敬できるイイ人なら譲ってもいいかも。


いや、やっぱダメ!


碧様は私のモノ。


いくらイイ人でも碧様だけは譲れない。


碧様とyukiの結婚なんか……。


絶対、私は許さない!!



「許さないもんっ!!!」



私、ソファから立ち上がって大声で叫んだ。


お母さんが、そんな私を見て唖然としてる。


どうしよー。


また、変に思われちゃうよー。


「大丈夫よ。これを読みなさい。そうすれば、病気は治るわ」


お母さんが私の肩を軽く叩いて、涙目になって優しく微笑みながら雑誌「AA」を差し出した。


もう、いいって……。


それ読んだ方が精神的にダメージ受けて病気になるから……。


でも、ライバル視しているERENAの存在が気になって雑誌を開いてみることにした。


< 133 / 202 >

この作品をシェア

pagetop