チェリーガール
さてっと。
ご飯、食べに食卓行きますか!!
今日は、カレーっと~♪
部屋のドアノブに手をかけた、その瞬間。
バタン。
また戸が開いた。
ゴツンッ。
私、ドアにおでこをぶつけた。
ちょっと痛い。
何?
誰が開けた?
「心愛」
ひょこっとお母さんが顔を出す。
「何か?」
おでこを自分でさすりながら、尋ねる。
「あの子が来てる」
そう言うお母さんの目は笑っていた。
あの子?
誰?
「リビングの窓から見えたの。だから、お母さんね、声かけたの。それで、うちに入れてあげたわ。心愛に会いたがってる。下にいるわよ」
「誰が来たって?」
「あの子よ」
「『あの子』じゃ、わかんないよ」
「お母さん、名前まで知らないもの」
「男? 女?」
「お・と・こ! ふふふ」
お母さんは気分が高揚している様子。
ご飯、食べに食卓行きますか!!
今日は、カレーっと~♪
部屋のドアノブに手をかけた、その瞬間。
バタン。
また戸が開いた。
ゴツンッ。
私、ドアにおでこをぶつけた。
ちょっと痛い。
何?
誰が開けた?
「心愛」
ひょこっとお母さんが顔を出す。
「何か?」
おでこを自分でさすりながら、尋ねる。
「あの子が来てる」
そう言うお母さんの目は笑っていた。
あの子?
誰?
「リビングの窓から見えたの。だから、お母さんね、声かけたの。それで、うちに入れてあげたわ。心愛に会いたがってる。下にいるわよ」
「誰が来たって?」
「あの子よ」
「『あの子』じゃ、わかんないよ」
「お母さん、名前まで知らないもの」
「男? 女?」
「お・と・こ! ふふふ」
お母さんは気分が高揚している様子。