金髪と野球
HRが終わると俺の周りに人が集まってきた。
「神崎君メアド教えてくれない?」
「神崎ってあの族潰しの?」
「どこ中から来たの?」
「神崎君今日暇?」
「神崎君。ボーイズラブに興味はないかい?」
などの質問で飛び交った。取りあえず最後の奴は死んどけ。
「れーーい!!」
と教室の外から呼ぶ声が聞こえた。
そしてよく知っている顔が教室に入ってきた。
「怜来るのおせんだよ。」
と言ってきたこいつは野球を辞めてからの友達、いわゆる悪友の横山純だ。
「わりーわりー。純は何組なんだ?」
助かったと思いながら純に続いて外に出て行った。