金髪と野球
どうしよ、制服に血はつけたくねーし、走って逃げるにしてもこの女がいるし。んー、困ったもんだ。
「なんか言えや!!恐くて何もいえねーのかよ。」
本当にうっせぇな
「でもよ。こいつがあの族潰しで有名な神崎怜だったらどうすんだよ。」
「ばーか、こいつらの話聞いてたのか?この子は野球少年だよ」
「お前頭いいなぁー、だから急に強気になったのか」
「はっはっはっ、まあな!」
あー、こいつらばかだ。
「おい、ばかどもが盛り上がってるうちに行くぞ」
「え?行くってどこに行くんですか?」
こいつもばかの仲間入りー。
はいおめでとう。と心の中で祝いながら学校に向かった。