王子達と甘い恋
*第1章
ピピピ……。
朝だといって
夢の中から、
私を引っ張りだす
バイブ音。
このまま
無視してあげようか、
とも思ったが
煩すぎて無理になった。
ピッ。と
音を止めたわいいが
起きる。
という意志は、
昨日の睡眠不足のせいか
軽く断念された。
二度寝最高。
と思ったのは、束の間
『早く起きないと、遅れるわよ!!』
下からの叫びにより
また、
夢の中から引っ張り出された。
至近距離のバイブ音と
遠距離からの声。
効果が同じだったとは、