王子達と甘い恋
クラス発表
「胡桃!!」
あ。未来だ、
大分
入学式をやっていた体育館に人がいなくなった頃
未来が私に走りよってきた。
未来は、身長が高くないし
私も未来より高いと言っても
高い方とは言えないから、大勢がいる中では解らないから
探さなかったのだろう。
だから今まで
私も未来も、ここで待っていたようだ。
「一緒のクラスになれると良いね。」
『うん。そうだね、』
何だかんだ言っても
未来は好きだし、
信頼している。
だから
一緒のクラスに
なりたい。
「じゃあ、行くよ!!」
『はぃ?どこに?』
「それは決まってるじゃん。」
そう言うと、私をズルズルと引っ張っていく未来