王子達と甘い恋
かたっ。
さっきの銀髪美少年は、この教室に入って来たのに、気が付けばいなかったから、やっぱり他のクラスだったのか。
そう思っていた時に聞こえたんだ。
視界には、窓の外の雲一つない空が見えるが
耳に、となりからそう聞こえた。
入学当日には、やっぱり遅刻できないよね。
その人が、どんな人か気になったから
ふと、隣を見てみる。
入学当日から遅刻ギリギリでしょ。
不良とか、そんなんじゃないよね?
そんな事を思っていたが、勇気を出してチラッ。と見てみる。
えっ!?
見た瞬間、そんな言葉が私の口からこぼれるのを
なんとか、呑み込んだ。