王子達と甘い恋
「綺麗な髪?そっか…」
『あ。ごめんなさい。』
とても、悲しそうで切なそうな顔をしている。
何でだろう?
一応、誉めていたのに……
でも、
たった、私のあの一言の呟きでこうなったなら、謝らなくてはいけない。
「どうして、謝る?
何も悪い事なんてしてなくない?」
ただ、俺の髪を褒めてくれたんだろ。
と言われたら、はい。と言うしかない。
『……何か、悲しいような切なそうな。顔をしていたから。』
「そっか…。」
それだけ言われて、その会話は終わった。
もっと聞きたかったけど、これ以上は聞いてはいけない。と私でも感じた