王子達と甘い恋
*第2章
『ん〜!!』
丸くなった、背骨を伸ばすようにグー。っと伸ばす。
堅苦しい授業だか、ホームルームだか解らない事が終わった。
席が隣なのに、銀髪くんとはあれから喋らないまま。
毎時間、毎時間……
私は、銀髪くんと喋りたい子達に席を取られていたけど。
なんか、憂鬱。
「胡桃!」
『あ。未来。』
おーい。と手を振ってくる人影が一人
良いな……。
あの子、能天気そうで。あはは
「ケーキ屋さん。」
私に近付いて
いきなり、発した言葉これ。
『はぃ?』
「だから!ケーキ屋さん行くんでしょ。」
あぁ。そんな約束してたっけ。
奢るだか、奢らないとか。