王子達と甘い恋
*第3章
「俺、どうしよう……!!」
「どうしたら、いいと思う?」
こんなことを聞かされるのは何十回目だろうか。
俺、低血圧だから朝不機嫌。って知ってるよな。
そして隣で喚いている伊織を睨む
それでも、なぁ。なぁ。どうしたら?いい?
と聞いてくる伊織。
「いいんじゃないか?
いつもと一緒の伊織で。」
いい加減、ウザくてそう返した。
うん!!そうする!!
なんて言って、今日から胡桃ちゃんの隣で生活できるんだ〜。
とさっきまでと言ってることが違う伊織に呆れていた。
こんなに伊織が聞いてくるのは、昨日席替えをしたからであって…
愛しの彼女と隣の席になったんだってさ……
どうせ、何時もの遊び心なんだろ?
電話帳の中には、沢山の女のアドレスがあるんだろ?