王子達と甘い恋
見た目と中身
「胡桃、どうするの!」
そう言った未来の顔は不機嫌極まりなく…
恐ろしい。
『え〜っと…』
「え〜っと。じゃないでしょ?」
『うん。』
そう適当に言って、ははっ。と笑えば何時もの未来に戻ると解釈していた私は、今回も実行したが………
「あ〜ぁ。銀髪王子の隣が、あのブリっ子で有名な川尻なんて。」
今回は無理だったみたい。
『…………。』
「いずれ銀髪があの臭い香水になっちゃう!!」
『未来、聞こえるって!』
あまりにも大声で悪口を言うものだから、そういった
いいんだよ。だって、聞こえるように言ってるんだもん。
なんてニコっと笑って言ってきた。
この瞬間、私は絶対に未来を敵に回さないように。と思った